脱毛を始めるとツルツルの肌を手に入れることが出来ます。しかし肌に触れるため、くすぐったいのではないかと思いませんか?特にくすぐったがりの方は、心配になりますよね。
今回は脱毛の施術はくすぐったいのか、くすぐったい時の対処法をまとめていきます。脱毛中にくすぐったいと思っている人、くすぐったいのではないかと通う前に心配している方はぜひ参考にしてください。
~目次~
1.何故くすぐったいと感じるの?
2.くすぐったいと感じやすい部位
3.くすぐったいと感じるタイミング
4.対処方法
5.まとめ
以上の順番で説明していきます。脱毛に関するくすぐったさに悩んでいる方は、ぜひ読んでください!
1.何故くすぐったいと感じるの?
実はくすぐったさを感じるメカニズムはまだ完全には解明されていません。皮膚には触覚や痛覚、圧覚などの機能がありますが、くすぐったさを感じる機能はありません。
では何故くすぐったいと感じるのでしょうか。
理由には諸説ありますが、その理由の1つとして「防衛本能」が関わっていると言われています。これは自分の身を、外部による危険から守る為の本能です。くすぐったさは動脈や神経などが集中している部位に起こりやすいです。つまりくすぐったさは脳から出される指令と大きな関わりがあると考えられます。
その為触ってくる相手から自分を守る為の防衛本能として、くすぐったいという感覚が生まれるのです。自分で触った時に何も感じないのに他人に触られた時にくすぐったいと感じるのも、くすぐったさを予想できない為脳が過剰に反応するからなのです。
自分を触ってくる相手が親しい人や身近な人でない時、または触る目的が明確でない時などに不安を抱くことでくすぐったさを感じるのです。
だから特に脱毛の経験がない人は、施術されるとくすぐったさを強く感じるのです。中には回数を重ねることで、少しずつくすぐったさを感じることが減る人もいます。これには個人差があります。
脱毛する時に感じるくすぐったさには、個人差があります。同じ施術を受けてもくすぐったさを感じる方と感じない方がいます。
脱毛でくすぐったさを感じる方には、次のような特徴があります。
●脱毛初心者の方
脱毛初心者の方は施術の感覚がどのようなものなのか、耐えられることが出来るのかな ど様々な不安を抱えているでしょう。そして予測できないことが多い為、よりくすぐった さを感じやすくなっています。
●感受性の強い方
また物事の変化を刺激として受け取りやすい感受性の高い方も、くすぐったさを感じや すいです。大人より子供の方がくすぐったさを感じやすいのも、感受性の高さによるもの だと言われています。
●凝りを感じやすい方
いつもはあまりくすぐったくないのに、今日はくすぐったかったと思う方もいらっしゃ るのではないでしょうか。そのくすぐったさを感じた部位が凝る場合は、その凝りがくす ぐったさと関わっていることもあります。肩や首など凝りがある場合には、くすぐったさ を感じることもあります。
2.くすぐったいと感じやすい部位
ではどういった部位がくすぐったさを感じやすいのでしょうか。部位がわかっていたら、前もって少しでも覚悟が出来るのではないでしょうか。ではくすぐったいと感じやすい部位ごとにまとめていきます。
●脇
脇は脱毛だけではなく、人に触られるとすごくくすぐったいと感じてしまうことが多い部位です。苦手な方も沢山いると思います。熱が出たら脇を冷やすことからもわかるように、脇の下には動脈が走っています。また神経も多く分布しています。普段触られることがないこともあり、体の中でも特に敏感な部分です。しかし脱毛を重ねていくと、くすぐったくなくなるという方が多い部位でもあります。
●首・うなじ
人によってはくすぐったいと感じる部位になります。反対に何も感じない方もいますが、人によってはどうしても耐えられないということもあります。脇と同様で動脈や神経が多く分布しており、普段他の人に触られることが少ない部位です。首にはムダ毛がそれほど生えていないように思えますが、細かい産毛が生えています。自分では処理が難しい部位になる為、脱毛される方が多いです。特にうなじを希望する形に整える方も増えています。
●背中
背中は細かい毛が渦を巻くようにして生えています。1本1本は産毛のように細かいのですが、たくさん集まっている為ムダ毛が目立ちやすい部位です。背中は普段他の方から触られることがない為、また自分の目で見えない分防衛本能が働き、くすぐったいと感じる部位になります。面積も広く、施術の時間が長くなりやすい為、くすぐったさを我慢し続けなければならないこともあります。
●お腹
お腹は背中と同様にあまり触られることがない為、くすぐったいと感じる方が多い部位です。特におへそ周りや横腹でくすぐったいと感じる方が多いです。普段衣服に隠れている為ムダ毛もそれほど気になりませんが、産毛がしっかり生えている部位です。中には濃い毛が生えている方もいらっしゃいます。
●腰
背中から続く腰は自分の目では見えず、またじっくり見ることもない為見落としがちですが、ムダ毛が意外と目立つ部位です。また腰は他の部位に比べて凝りやすいこともあり、触れられるとくすぐったいと感じる方もいます。マッサージなどでほぐすと、くすぐったさが減ることもあります。
●太もも
太ももには太い動脈が通っており、触られると防衛本能が働きくすぐったいと感じる部位です。また凝りの影響も受けやすい部位です。自分でも処理しやすい太ももですが、太ももの裏はついつい見落としがちです。だから脱毛する方が多いです。
これらの部位がくすぐったいと感じる部位になっています。これらの部位の共通点は見えないことや、あまり触られる機会がないことです。見えないから敏感になりやすく、触られないからくすぐったく感じやすいのです。
3.くすぐったいと感じるタイミング
では施術中のどういったタイミングでくすぐったいと感じるのでしょうか。部位と同様に人によって感じ方の度合いは違いますが、多くの人がくすぐったいと感じやすい施術についてまとめていきます。
●シェービングする時
脱毛を受ける前には、必ずシェービングをしなければなりません。通常は事前に自分で処理をしておく必要があります。サロンやクリニックによって対応は変化しますが、剃り残しが合った場合や自分では処理しにくい部位は、サロンやクリニックのスタッフが施術前にシェービングを行います。有料か無料かもサロンやクリニックによって異なります。このシェービングの際に、くすぐったいと感じ方が多いです。
大抵は電気シェーバーを使うのですが、このシェーバーが肌に当たるときにくすぐったいと感じます。ブルブルと震えているシェーバーを肌の上で優しく滑らせていく為、くすぐられているような感覚になります。自分で処理しているときは動きを予想できるので、くすぐったさを感じないですが、人にやられている場合にはくすぐったさを感じます。
●冷却ジェルを塗られている時
光脱毛やレーザー脱毛は施術時に高い熱エネルギーが発生します。サロンやクリニックでは火傷などの肌トラブルを防ぐ為、また痛みを軽減する為に施術前に冷却ジェルを塗ります。この冷却ジェルを塗られる際にくすぐったいと感じる方もいます。塗る際にヘラやはけ、素手で伸ばしていきますが、これらが肌を伝う感触がくすぐったいと感じます。またジェルの冷たさがじんわりと肌に伝わる為、くすぐったさにさらに拍車をかけてしまいます。
●光の照射を受ける時
光脱毛やレーザー脱毛の光は毛根に含まれるメラニン色素に反応して熱エネルギーを発生し、毛の根元に脱毛を与えて毛を生えにくくします。メラニン色素の多く含まれる濃い毛には強く反応する為痛みも強くなりますが、メラニン色素の少ない薄い毛はがん脳が弱い為痛みも弱く、むしろくすぐったい感じを受ける方もいます。
ムダ毛の濃さには個人差、部位にも差があります。その為産毛の多い部位ほどくすぐったさを感じやすくなっています。また施術を重ねるとムダ毛も薄くなってくるので、最初は痛みしか感じなかった方でも、徐々にくすぐったさを感じようになることもあります。
●冷却ジェルを取る時
光を当て終わったら先に塗っていたジェルをヘラなどで取ります。その際塗るときと同じように肌にヘラが当たる為、そのあたり具合によってはくすぐったさを感じます。
●体に触られた時
スタッフは照射をするときだけでなく、あらゆるシーンで肌に触れます。他人に肌を触られる為、部位によってはくすぐったさを感じることがあります。
これらのタイミングでくすぐったいと感じやすいです。つまり施術中どのタイミングでもくすぐったいと感じる可能性があるのです。
4.対処方法
ではくすぐったい感覚が我慢できない方は脱毛が出来ないのでしょうか。そういうわけではありません。くすぐったがりでも脱毛をすることは可能です。しかし施術中ずっとくすぐったかったら、通うのが辛くなってきますよね。では出来る対処方法を見てみましょう。
●意識を集中させない
自律神経が集まっている部位に触ることで、身体はくすぐったいと感じます。この感覚を避ける為に身体に力が入りすぎると、逆に神経がくすぐったさに集中してしまいます。関係ないことを考えたり、寝られる場合は寝るのも1つの手です。またスタッフと話すのも良いでしょう。
●前もって相談しておく
サロンやクリニックでは始めに必ずカウンセリングを行います。くすぐったさに敏感な方はこのカウンセリングでスタッフに相談しておくと良いでしょう。あらかじめ相談しておくことで、声かけの対策をします。またリラックスして施術を受けられるように、積極的に話しかけるなどの工夫もします。
不安が大きくなると防衛本能も強く働く為、よりくすぐったいと感じやすくなります。話すこと自体で不安を軽くする効果もある為、先に相談しておきましょう。
●自己処理を完璧にする
脱毛前のシェービングがくすぐったいという方は自己処理を完璧にしておきましょう。背中やOラインなど手が届きにくいところも出来るだけしておくのがベストです。全く自己処理しておかない場合と、自己処理をした上でサロンのシェービングを受けるのは大きな違いがあります。それはシェービングを受ける時間が違うことです。長い時間シェービングをされることで、よりくすぐったさを感じます。短時間であれば我慢も出来ます。自己処理を出来る限り完璧にしておきましょう。
●サロン選びを慎重にする
くすぐったさに不安を感じる場合はサロン選びを慎重にしましょう。多くのサロンは冷却ジェルを使用しますが、中には使用しないサロンもあります。そういったサロンを選んで通うのも1つの手です。
●無料体験を受ける
くすぐったいと不安がある場合は、通い始める前に無料体験を受けておくのがよいでしょう。どのような手順で進むのか、痛みやくすぐったさの具合を体験することが出来ます。それだけでなく、効果がどれくらいあるのかを確かめることもできます。
5.まとめ
いかがでしたか?脱毛初心者の方、感受性の強い方、凝りがある方は脱毛の際にくすぐったさを感じやすいです。また自分では見えない部位やあまり触られることのない部位はくすぐったさを感じやすいです。
くすぐったさを理由に脱毛を諦めないでください。対策方法もありますが、効果には個人差があります。笑ってしまっても大丈夫です。多くの方がくすぐったさを感じています。我慢できなくて笑ってしまっても、スタッフも理解しています。むしろ会話しやすくなることもあります。
事前にカウンセリングで相談しておけば、出来る対策はします。心配な方は相談しておきましょう。
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